フラグメントフロア

エクスペリメンタルポップ

frafloちゃんの好きなものは何ですかという質問には一言こう答えるようにしています。音楽には、エクスペリメンタルポップというジャンルがあるみたいですけど、どこが実験的でどこがポップかというのは主観でしかないので、ジャンルの分類としては、とても…

遠くに聞こえるミッション

命っていうのは、きっと今の人たちの日常にとっては、何かがないととても縁遠い言葉です。例えばビジネスの心得では「使命感を持って仕事をする」なーんていうのがありますけど、「命を使う」使命=ミッションって、なんだよって思うでしょう。ほとんどの人…

若さ故

「わかさゆえ〜」というのは、元六本木野獣会によるGSバンド、ザ・ジャガーズの1967年のデビュー曲「君に会いたい」の有名な歌いだしですけども「わかさゆえ〜」というのは、いつの時代も変わりません。仲俣さんのブントとバンドの比較仮説から、時間…

リセットシンドローム

なんていう言葉が、非公式みたいですけど、あるみたいですね。リセットという選択が可能であるために与えられた状況で粘れないコドモたちのことを指すようです。これは前に話したことがあるんですけども、わたしはその「推進」によって得た売上を請求する際…

若さとリセット

わたしは「バンドマン」にも「ブントマン」にもお友達がいますから、この話は個人的な実感でもあるわけですけども、わたしらにとっての「時間」について考えることが、今後わたしらが×××を埋める上で、何か指針があるような気だけします。わたし個人としては…

ブントとバンド

ここのブログに入ってくるキーワード一覧で初めて知った「仲俣さん」というジャーナリストのブログがあるのですが、そこにとても興味深いお話が書いてありました。仲俣さんの仮説というのがあって、80年代後半に起こったバンドブームの源流は1968年のGSブ…

スカとフェアを結ぶ線

世の中に「考える人」というのはたくさんいるわけですけども、昨日お話した「定義領域」の外側を考えられるというクセモノもいれば、定義領域よりは先には行けずにその領域で粘って考えるという人もいます。わたしは頭が足りないので、後者でかろうじてやり…

(笑)について

80年代はスカだったか、のスカは、冗談の上澄みだけが浮遊したのが、総体的にスカだったという論の本質では、という話を昨日書きました。「冗談を言う」ということと「冗談を受ける」ということに、どれだけの訓練が必要か、ということは、本当にあります…

想像力の使い方

今週はデザインから想像力から多元社会まで、だららっと書いてしまいました。いずれにせよ、泥臭い現実を前に、想像力はどんな有効性を持つのか、そんな話で、今週は終わりたいと思います。わたしそのモラトリアムと虚構の追体験に溺れる人たちとお付き合い…

フラグメントフロアと多元社会

自分が今いる場所は、世の中に一歩先んじて問題が解決され、自分たちの理想を現実化しようと努力もしている、安息の躍動の場所である必要がある、というのは、わたしの5大師のうち2名が(勿論別々に)おっしゃっていることです。ヒイキ目ではなくて、本当…

いらいら

虚構と現実の区別がつかない、なんてゲーム規制論みたいですが(笑)、昨日のような感じでふと昔のことを思い出してみると、この「想像の世界に深く入り込む→自分でそういう環境を作ってみようとする→戻れなくなる」というパターンてありますね。想像力の憧…

ハルキストに想ふ

昨日の話の流れに沿うと、「ムラカミハルキさんの小説が好きです」ということは、いまは何も意味を成しません。だから今その小説を買って読むこと自体が「ファッション」でもなくて「差異化」でもなくて「同化」でもなくて、ではどういうことでそんなに多く…

概念とデザイン

フラグメントフロアーズにはロゴがありますが、制作者の、ここによく登場しますダラリ君が再公開してくれました。わたしが24歳ぐらいでしたっけか。フラグメントフロアという言葉の概念を説明して、すぐ作ってもらった気がします。当時わたしはマッキント…

不器用な面々

昨今、急に「世襲」というのが注目されるようになってきました。世の中の多くの中小企業や個人商店は、後継者の不在、という問題を抱えていますが、政治は2世3世が多いとかいって、急に世襲禁止世論が盛り上がってきました。法の下の平等を考えれば、世襲を…

コダイナー教育論

昨日わらべ歌の話が出たので、教育系の話に飛びましょう。わたしムスメ二人いますけど、育児書とか読まないし、早期教育とか興味ないんですけども(細野さんの入れ知恵ですけど、6歳6ヶ月までは芸事はやりませんし)こう他の家族とか見てると、物凄く熱心…

いろいろお世話になりました はい さよおなら

例えば伝記ていうジャンルの本がありますけども、小さい頃読みました。エジソンとか、二宮尊徳とか、ワシントンとか、キューリー婦人、とか、ああいうやつです。伝記でも自伝本でも、物凄い量が今ありますでしょう。有名人は必ず自伝(半生語り)出ますしね…

フリーランス考察

ご復帰されましたね。クサナギくん。芸能の世界の政治的な動きとかは関係なく、またはメディアでの発言に政治的な意図があるかどうか云々はともかく、宗教的背景はともかく(笑)、メンバーの発言など復帰への動向をチラ見していると、やっぱり冷静に状況を…

新左翼と国家とわたし

いきなり話はでかくなりますが、でかいのは題名だけです。(笑)ちょっと長めです。「新左翼とロスジェネ」という本を日曜日の新聞の書評欄で見て、買って読んでみました。わたしがここで言っていること、というのは、特に60年代以降のネオレフティなもの…

「指され力」から初期衝動まで

シンポジウムとか講演とか公開対談とか、聞きに行く人とかってどのぐらいの割合なんでしょうね。行く人はたくさん行くだろうし、行かない人はてんで行かない、という、割合として落語とかに近い感じでしょうかね。わたし「この人ナニ考えてんだろうなあ」と…

50歳のイメージ

自分の先に対してある一定のイメージを持って動くという能力を「見通し力」と言うとすれば、いまどれぐらいの人が、自分の将来についてイメージを持って動いている方がいらっしゃるのか、ということを思います。昨今の貧困や格差というのは、この見通し力を…

素朴な話

最近ニュースを見ても周りのビジネス環境を見ていても思うのですけど、事実を見ずに、いかに物事を判断しているかということを思いますね。新型インフルもそうだし、景気動向もそうだし、なんだかここ2,3年、より人々の情報への態度が危うくなっている気…

上滑りと寝技

先日、ある中小企業の社長からの頼みで、一緒にお仕事のお話を、ある企業に聞きに言ったんです。その社長さんはわたしよりちょっと年上の世襲3代目なんですけど、その人の営業スタイルを初めてみたんですけど、それを一言集約するとこれでした。「上滑りと…

食の動作について

昨日の「個食」について、もう少し考えてみたいことがあってですね。例えばわたしは、予算のあるなしに関わらず、必ず3品は作るようにするんです。酔っ払いながら。(笑)色だけ注意します。いろんな色があるようにする。あんまり栄養とかは考えないですけ…

下町シンクロから個食とファミレスの関係性まで

シンクロってわたしよくあるんですよね。双子みたいなやつですね。関係性の深い人だと、「あれっ」てこと、よくあります。先日、下町商店街のことを書いたら、わたしの幼馴染も同じ時間に別の下町商店街で同じことを感じて考えていたらしくて、報告がきまし…

ゼロゼロジェネレーションズイマジネーション

という、わたしの弟と同じ歳の若手の批評家の話題作を、田舎に帰る道すがら、読了しました。先日のアサヒジャーナルからの流れです。ここにもよく出てくるようなキーワードがたくさん出てきて(「断片」という単語がモロに出てきたのには少々驚きましたが)…

黄昏の商業施設

わたしの家の近所に、転居とタイミングを同一にしてオープンした商業施設があります。5階建の建物が2棟立っていて、一棟はフードコート、各種飲食テナント、生鮮スーパー、ホームセンター、駐車場といった構成。もう一棟を空中通路でつなぎ、もう一棟には…

お見送りの誕生日

2日間お休みをいただいて、申し訳ありませんでした。一昨日、わたしの母方の祖母が大往生で無くなりまして、実家に戻り、当主としてのお役目を果たしてました。わたし、ここに前に書いたんですけど、瀬戸内寂聴−美輪明宏−伊丹十三−美川憲一と誕生日が同じな…

狭く深く、時々広く

先々週でしたか、アサヒジャーナルを読んで、久々に論壇系(オトコノコ系の)の批評家や思想家に出会って、今そこに出てきたヒトたちの現在の本を、少しずつ読んでみてます。90年代以降というのは、サブカル文化論全盛の、多くの物語が多くの場所で発生す…

鳥と仏像のオアシス

BIRDさんとみうらじゅんさんが、結婚したそうですね。おふたりとも別々に表現に接していましたが、これ意外な組み合わせだなあって、ニュース見て驚いたのは、わたしだけですかね。おふたりとも好きな表現者ですので、祝福したいですね。お幸せになって…

トゥモローランドの昨日性

ゴールデンウィークもヒト段落です。今日からまたバカエネルギー全開です。さて、それでGWは、ヒトともたくさん会いましたし、いろんな場所にも行きましたし、本もたくさん読みました。かえって寝不足です。世間ニュースとしてもいろいろ動きがありました…