2005-01-01から1年間の記事一覧

PE'Zろん〜昭和リズム史から

日本で今「ジャズ」と「ポップ」を融合させようとがんばっている活きのいいバンド 「PE'Z」 先週ライブ観てきました。いやー良かったね! ジャズというと「しかめっ面で聴く難しいもの」という 30年来の日本人のイメージをくつがえしにかかっています。 そ…

21センチュリーのぱぶりっくえんたーぶらいず

最近痛ましい事件続きますね。ほんとに。なんであんなに女の子が殺されなけりゃならないのか。実際に女の子を子供を持つ親としては、他人事ではありません。でもですよ。報道を見ていておや?っと思うことのほうが多いでしょ。特に「全国の通学路に監視カメ…

キャプテンファンクが若い頃の松本隆みたいだった

というわけで行ってきました。マニアックラヴ!はっきり言って楽しかった。あんな楽しめるとは思いませんでした。(笑)11時半に青山CAYでお待ち合わせをして12時に入ったのですけど、すでに満員に近い。(まあ小箱なので収容人数自体少ないけど)ま…

ああ青春のマニアックラブ

えー、我が青春(というかどうか分かりませんけど)の青山の12年続いた老舗クラブ「マニアックラブ」が今日明日で閉店なのです。12年前というと、93年。世はアシッドジャズブームが攻勢を迎えつつありながら、ハードコアテクノからユーロトランスへ、…

大瀧詠一のコクと深み

河出書房別冊ムック「大瀧詠一」読了。一気に読んでしまった。僕は「ナイアガラー」ではなくて細野派ですけれど(笑)、やっぱりこの人も凄い。相変わらず万華鏡のような人だな。ほんとに頭いいな。ホレボレします。巻頭の目玉、内田樹との対談!こういう「…

加点主義コミュニケーション

うちの次女、やっと3ヶ月目に入りましたけど表情が出てきたり、自分の「手」を自分のものだと認識してずーっと眺めたり、やっと人間らしくなってきたという感じです。最近、奥さんから「女ほど母性のない男たちは果たして産まれた自分の赤ちゃんをすぐ「愛…

プラス タフネス

この間から「クール&クレバー」という言葉をうちの家訓にしているわけですが、そこに「タフネス」が加わることになりました。タフさ、とはどういうことでしょう。頭のタフさ、心のタフさ、体のタフさ、全てにおいてタフであることは、これからの社会を生き…

一言集約

最近同じ年の経営コンサルタントと交流する機会があったんですよね。今まで経営コンサルタントって、年上だと何人かお会いしたことがあって、今でも仲良くしていただいています。経営コンサルティングファームってのは、日本では大手が2つありますけどね。…

ハイ&ロー社会

最近フランスでの暴動騒動とか「下流社会」っていう新書の本が売れていたり、やたら「階層化社会」を考える機会ってのが多いですねえ。 でもよく考えてみたいんですが「非階層化」の社会の歴史ってのは、文明社会が出来てからはそんなに続いてないんじゃない…

青春ナルシズム再考

だいぶ遅い情報だったんですけど、なんと今月クラフトワークの公式ライブ映像が発売になるみたいですねえ。いやーこれは家宝だな。買わなきゃ。クラフトワークというのは、ドイツが産んだ、ビートルズと並んで音楽史に永遠と刻まれるはずのエクスペリメンタ…

クール&クレバー

最近気になるのは、小泉自民党にいる「新人女性議員」の皆さん。選挙のとき「刺客」とか言われて、旧保守潰しに出てきた方々ですよ。テレビによく出てますけど、やっぱり言っていることが「それってお前の意見かよ」みたいなことばっかり言っていて、うちで…

毒書の秋

10月は読書の秋ってなことで、本屋に行くと欲しい本がたくさん出てます。禁断症状で手が震えますが、抑えて全部は買わないことにしてます。お金がいくらあっても足りません。そんな中、やっぱり最近の「内田樹フェチ」としては、書き下ろし新刊「街場のア…

哀愁の渋谷系

先週末、おもろ書籍をお借りしました。その名も「渋谷系」というA4サイズの本。楽譜集です。これはほんとレアグルーヴですよ。リアルタイムでも見たこと無かったので。渋谷系っていう言葉は、90年初頭ぐらいに出来たんですかねえ。要は「おしゃれなサブ…

ドレミファソラシド宍戸留美

何故最近更新が多いかというと家にいるから、なんですが、子供を寝かしつけたあと音楽をかけて、酒はのまず、徒然とエディタに向かう秋の夜長、ってな感じです。料理を作ったり、モノを描いたりするってのは気分転換になっていいんですけどね。冷蔵庫開けて…

何故道路標識は「禁止事項」が基本なのか

おお!初コメント!と思いきや大笑いの情報ありがとうございます。 そんなこと知らなかった私に本を手渡してくれた女史とともに大爆笑2005、でした。愛とか情を語るってのと犯罪ってのは、宗教と犯罪ってのに置き換えられて、昔から「イエスの方舟」とか…

25歳の黄昏

リクエストにお答えして25歳の時の文章アップです。怖いほどストイック。(笑)斜に構えすぎです。「文章交換技術士」というコンテンツで、キーワードをもとに連作していくというものでした。それの第一回目の文章です。原文ママ。ーーーーーーーーーーー…

純粋なことば

最近ずーっと「泥臭くて」「純粋」な言葉が並んでいます。このブログ。おそらく私の顔も名前も知らない人が読んでいる確率のほうが高いんだと思うんですけど(1回更新で述べ100人ぐらい?)素性を知りつつ、ここを見ている人も何人かいます。その中のひ…

ふうらりふらふら風来坊

最近ほとんど「家」にいる記憶がないんです。平日は全くまっすぐ家に帰らないし、週末は必ずどこかに泊まっていて、そのまま家族の待つ奥方の実家へ、の繰り返し。こういう風来坊的な生活って、別に嫌いではないのだけど、30も超えて全然「ルーチン」生活…

座標軸

昨日細野晴臣の話をしましたけどね。というか何回もこのエントリーに細野晴臣の話は出てくるんですが、僕が本当に好きになった理由を書きます。細野晴臣ってのは、今から35年も前から音楽業界に身を置いて、いつも自分の評価基準で音楽を作り、それを商業…

資本家と労働者、ハッカーとホームレス

ここ5年ぐらいの、はっぴいえんど周辺カルチャーの再発掘運動も一区切りついたと思いきや、出ました。細野晴臣ロングインタビュー本「エンドレストーキング」再発。これは古本屋でも全くと言っていいほど置いていなかったので、信者としては(笑)嬉しい限り…

一億総中流が死語に

選挙終わりましたね。小泉「ボロ勝ち」。拡散派から言わせてもらうと、まあ見事に国民が収束していきましたね。日本だけだよ。こんなの。レベル低いなあ。やっぱり。それを一番良くわかってたのが小泉なんだよね。民主党はアホだな。庶民のレベル、が分かっ…

UNKNOWN MIXという生き様

先日とあるレコ−ド屋でたまたま佐々木敦著「ハードとソフト」を見つけ、早速購入、拝読中でございます。この人は音楽評論家とか音楽ライターとか「HEADZ」という日本における世界先端音楽の卸窓口みたいな事務所の主宰だとか、いろいろな側面を持った方…

「昭和の郊外」の恐ろしさと家族唯幻論

夏休み中ずーっと、奥方の実家(都内、閑静な住宅街)にいます。毎日、子供を公園に連れていくわけですが、まあ人っ子ひとりいません。滑り台だって、あまり誰も滑らないものだから、滑りが悪く、滑り台にならない。都内に、2DKの団地ブームが起こったの…

JUNRAYに敬礼

さて読書もひと段落して、次に封を開けたのはDVD。ASAーCHANG&巡礼のライブDVD。ASA−CHANGというと、「元スカパラのリーダー」というのがイメージとしてあったと思うんだけど、この巡礼のアイデアと独創性、本当に才能ある人です。U…

朝一の喫茶店のテラスで考えたこと

今は夏休みをいただいていて、読書三昧、音楽聴き三昧、子供と遊び三昧、の日々なんですが、予定している第二子の出産は、どうも予定通り行きそうにありません。腹を切る可能性も出てきてしまって、奥方はさぞ不安なことでしょうね。早く産まれてくるといい…

裏新宿と「拡散」理論

金曜日、人に会う約束があって中野に久しぶりに行ったんだけど、変わってなくて良かったですね。こう、店の寂れた感じとか、髪の毛の痛んだ女の子がギターかついで安っぽい香水を匂わせてる感じとか。 時間があったのでブロードウェイまで行ってみたけど、相…

ブレない、ということ

最近嬉しいことと苦しいこと、楽しいことと辛いことが、目まぐるしくやってくる、そんな時期なんです。「生きているといろいろなことがある」いい言葉です。 内田樹のブログをチェックすると、宮崎哲弥との接見、大瀧詠一御大との対談が実現したようです。い…

師と盟友 入りと出

盟友という言葉がありますよね。私の周りにも何人かいます。多分世間では多いほうなんじゃないですかね。それこそ、価値観がある程度固まってから盟友に出会うというは非常に難しいと思うんですよ。私の盟友というのは、奥さんをはじめとして幼な馴染みとか…

酒と泪と男と女と愛と勇気と社長業

この間、ホリエモンが秘書連れて深夜番組に出演していたのを何気なく見ていたのですが、いいこと言っている部分がありました。司会者「32歳で財界の大御所や大企業の社長さんと対等に渉り合えるのは凄いですよね。 ビビッたりしないんですか?」 という問…

あとむ・ハート・マザー

子供の学歴は母親の学歴に比例するという説をご存知っすか?母親の学歴が高ければ総じて子供の学歴も高いという説を東大の教授が唱えているのですけど、僕はこれ、当たってると思うんです。今の時代は。昔は、無学の母親と立身出世の息子、という構図があっ…