2006-01-01から1年間の記事一覧

戦後カルチャー史の詰まったトイレ

世の中には「トイレ本」というカテゴリーがあるんですが(?)うちにもトイレに本棚が存在します。トイレに置く本の基準というのは簡単で どこからでもすぐ読める。 すぐ閉じれる。 あんまり難しくない。 この3条件につきます。今僕の家のトイレ本は、数え…

サーチ マインド〜自分探し〜の誤解

「自分探し」つまり「本当の私はどれ?」連休中にいろんな方々とお話していて、ある女の子からやたら「自分探し」という単語が出てきた時があって気になった。「自分探し」という言葉が世の中でポピュラリティーを獲得したのは80年代の上野千鶴子「自分探し…

ヒゲのはえた女の子

「ヒゲのはえた女の子」別に2丁目のニューハーフのことではない。以前から、男の子より女の子のほうが断然おもろい!ということをしつこく書いてきた気がするが、実はこっちが「男の子」ではないのではないか、という逆転の発想をしてみた。 みたいなことを…

曲がり角の向こう側

4月はいろんな人に会っていろんな話をした。 新しい顔、懐かしい顔、安心する顔、いろんな顔が私を出迎えてくれ、喜んだり怒ったり悲しんだり楽しんだり、まあ忙しい4月だった。そんな中で、ほぼ5年以上ぶりに会う人と会ったとき、僕が書いたある文章がと…

ディズニーランドと夢の島

僕はディズニーランドにあまり行ったことがないし、あまり行きたくない。 理由は多々あるけど、一番は「分不相応」、つまりディズニーランドを楽しめる人間ではない、ということを自覚していることにある。突然話は飛ぶが(笑)学校や会社(つまり公=パブリ…

女流文筆家について

ちょうど一年ぐらい前に書いたエントリーの中に、「ズーニー山田」という単語が出てくる。http://d.hatena.ne.jp/fraflo/20050311:80年代っ子世にはばかるというエントリーだけど、上野千鶴子直系のフェミニストのコラムニストの本を皮肉って批評している…

考えるチカラ

この間ふと小耳に挟んだが、東京に路面電車が復活するそう。壊したり作ったり忙しい。路面電車は、1970年代まで東京を走っていた。今の営団地下鉄の網の目を昔は地上を走っていた、と考えてもらってよろしいんかな。壊したきっかけはおそらく東京オリン…

女の子の育て方

ずーっと前のエントリで、最近は男の子の元気がなくて一緒に遊んでいても面白くないので女の子とばっかり遊んできたし今もそうです、と書いたような気がしますが、その状態は現在も相変わらず続きます。逆に、男の子は世の中の厳しさに耐えかねて僕のまわり…

アンチセンチメンタリズム〜歌詞について

最近、音楽を「感傷的」に聴くという経験をしてしまった。これはまずい。(笑)つまり、おセンチなんである。センチメンタルと無縁に10年近く生きてきたのだけど(彼女(今の奥さん)は武士道の女なので、そんな場面無かったし(笑))、音楽で「感傷的」…

こんな過去の振り返り方があったのか、について

僕は、今見逃せない知性として内田樹や橋本治の著作を追っかけまわしてて、それはここのエントリーを読み通すと自明のことです。内田先生ブログに、今年の10大ニュースとかいって、本を今年7冊出されたとか。全部読んでるな、恐ろしい、と思いちと今年は…

ライフ オブ エピキュリアン(快楽主義者の生活)

僕はおそらく快楽主義者である。例えば酒、たばこ、ブラックコーヒー、ドラック、愛(セックス)、目の前に快楽を約束するものはいろいろあるけれども、すべてに溺れたり、嗜好の傾向アリだ。僕が「快楽主義」という言葉を初めて目にしたのは、たぶん中学生…