2023-01-01から1年間の記事一覧

「1973年に生まれて」を読んでいたら川崎で哀愁漂う事件が起きて物思フ

速水健朗さんの「1973年に生まれて」を読みました。 【東京書籍】 一般書籍 社会科学 1973年に生まれて あたしここに前にも書いたことあるんですけど、「西暦4桁タイトルフェチ」でして、故坪内祐三さんの随筆「1972」とか、小熊英二さんの評論「1…

「有名性の平和利用」が「有名性の悪魔利用」に反転する理由は何だったのか3 サンソン後の最終回

今日は愛知県出張で早朝新幹線です。さて松尾潔さんとスマイルカンパニーとジャニーズ問題、3回目の最終回を書いときます。興味のある3人に向けて。笑 というより、小山田君問題の時と同じで自分のこれまでの人生と思考の整理点検のために走り切っときます…

「有名性の平和利用」が「有名性の悪魔利用」に反転した理由は何だったのか2 日刊ゲンダイ読後まで

(前回の続き)KCさんの日刊ゲンダイの手記詠みました。まあ枝葉で違うところはありましたが、あたしの憶測、なかなか芯食ってましたかね。70点。笑乗りかかった船ですから、帰宅電車制限時間50分の文芸鍛錬その2です。 KCさん、正直に事実を捻じ曲げ…

「有名性の平和利用」が「有名性の悪魔利用」に反転した理由は何だったのかしら

山下達郎さん(というかスマイルカンパニー)と松尾潔さん(以下KCさん)の契約解除の件が凄い炎上してるみたいですね。実際どういう経緯での契約解除の道筋だったのか分からないので憶測の域をでませんけど、散々細野晴臣大瀧詠一山下達郎的な「在り方」を…

坂本龍一さんを偲ぶ

年明けからある意味覚悟していた坂本龍一さん(以下教授)の訃報です。レクイエム残しておきたいと思います。 高橋幸宏さんのレクイエムの時に書きましたが、YMO世代でないあたしにとって教授の音楽のリアルタイムは、たぶんゲイシャガールズ(ダウンタウ…

WBCとシティポップブームに想フコト

WBCとシティポップ ちょっと前から活躍しているスージー鈴木さんてライターの方は専門が野球と昭和ポップスで、双方の分野で専門誌や新書で面白い論考書く人なんですが、あたしより7歳ぐらい上なのかな、大谷選手ならぬ二刀流ライターの大器晩成に影響を受け…

1973年デビューのディーバたちの50年後に国際女性デーだからというわけではないが敬意を表すの巻

今朝の新聞一面広告、高橋真梨子さんがペドロ&カプリシャスの2代目ボーカルとして[ジョニーへの伝言」でデビューして50周年だそうです。ということは必然的に五輪真弓、吉田美奈子、荒井由美も50周年ということなんですが、確か「ジョニーへの伝言」…

レクイエム続く2023年~バートバカラックを偲ぶ

バートバカラックが大往生でお亡くなりになりまして、レクイエム多き2023年となっておりますが、1月にお亡くなりになった大物ミュージシャンたちに負けず劣らずの追悼の雨に少し驚きました。 あたしも勿論後追いでバカラックミュージックを聴いた口で、…

鮎川誠さんを偲ぶ

海外国内、音楽関係者の訃報が多すぎて、レクイエム続く1年のスタートですね。 鮎川誠さんがお亡くなりになられたのですが、今朝の朝日新聞では社会面に割と大きな扱いを受けてました。朝5時のNHKのニュースでも取り扱っていて、あたしはシナロケの世代では…

鈴木邦男さんを偲ぶ

レクイエムは鈴木邦男さんです。 あたしら世代の、特にサブカル都市民の必読書として90年代に君臨した週刊SPA!の連載が出会いだったと思いますが、SPAと共にTVブロスが90年代カルチャー系若者に果たした役割は、60年代カルチャー若者における平凡パンチや朝…

高橋幸宏さんを偲ぶ

つい一昨日、地元のソウルバーのマスターと、ジェフベックやプレスリーのムスメのレクイエムを語っていた流れで、教授とユキヒロさんの状態の悪さと、もしかしたら…という話をしていたばかりなんですが、いつものように5時に起きたら高橋幸宏さんの訃報でし…

返礼返礼また返礼に考える形式主義を超えた先にある普遍性について

最近は壁掛けカレンダー作って配る法人も少なくなってきたようで、直接にせよ、手紙付き郵送にしろ、渡す先々で有難がられた昨年末でした。 お礼にすぐ電話いただいたりメールいただいたり色々ですけど、返礼品をいただく場合もあります。本日香川からミカン…