2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ピカピカの新築間もない家に急に掲げられた「売り家」看板に考える

この2か月間、周囲の過酷な現実を散々目にし耳にして、落ち込んだり立ち直ったりしていますが、週末連れ合いと散歩している時に、新築で2年も経っていないぐらいの家に「売り家」の看板が吊り下げられていて、なんか見過ごせない「ザワツキ」がありました。 …

過去に学ぶ余裕を作るのが困難なご時勢に、それでも学ぶことを考えられるのか

誰も考えることかもしれませんが、この間、うちの仕事は「不要不急」なのか「必要火急」なのか、という問いがふと頭に浮かぶことがあたしにもありました。 その問いに対して、あたしは世間の判断はどちらでもよいと思っていて、自分でその2項対立の問いに判…

久々に感じる強いシンクロニシティー藤原辰史さんの寄稿文ー

週末の朝日新聞に寄稿された京都大学准教授の藤原辰史さんの「人文知を軽んじた失政」というタイトルの文章、久しぶりに強いシンクロニシティを感じた。歳も同年代で、同時代人として勇気が湧いた。 大事なところを写経したんだけど、ここにも備忘録で載せて…

サントリーBAR「中野ブリック」を偲ぶ

前回25年を振り返りましたが、ちょうど同じぐらい通ったBARが、このコロナ禍の影響で60年以上の歴史に幕を下ろすという訃報が入りました。大変残念です。思い出を綴って追悼としたいと思います。 初めて行ったのは20代前半だからもう20年以上前ですけど、…

コロナ禍に考える平成史

ちょうど末っ子が小学校中学年になった去年ぐらいから、夫婦で時間が余るようになったんで、アラフォーの健康維持目的もあって、誘って散歩するようになりまして。散歩っていっても2万歩ぐらい歩くんで長いんですけども。 うちは結婚して18年、出逢いは1994…

ポストパンデミックを考えるためには、今までの自分を振り返っておくこと、そしていまの自分を記録しておくこと

休眠していたブログを最近ポツポツ思い立ったら更新しようと思ったのは、この動乱の最中で自分がその時何を考えているか記録しておきたい衝動に駆られたからなんですが、もしあたしがコロナにかかってそのまま死んでも、家族への遺品として残りますし。(笑)…

動乱とポップスの相性の悪さ2-ユーモアとアナキズム

コロナ禍で社会が親権威と反権威の対立軸に収束していく様相が強まっていく中でのポップスの相性の悪さについて前回書きましたが、もうちょっと補足したいと思います。 昨日だったか、夫の不倫と離婚で傷心の女優が家で加川良さんの教訓を歌った動画が話題に…

動乱とポップスの相性の悪さ、そしてポスパン世界と服部良一と東京ブギウギ

身近なところで感染者や重症者も見聞きするようになって身辺にコロナ禍が迫っているのは感じます。ここはしかし悲観的楽観主義、あらゆることへの危機意識と精神的余裕と余白を兼ね備え、隣人への慈しみを持って、事にあたっています。たまたまとはいえ、そ…

コロナ禍の渦中に考える山下達郎と志村けんの共通点あるいは相違点、そして日本のお笑いのリズム史について

リーマンショックどころか戦時下とも言われる状況になってきました。2016年のオリンピック招致から大不況を想定して動いてきて、この不況に動じない財務体質や組織体質を作ってきた身とはいえ、やはり例年通り桜を眺め楽しむことが出来ない自分に気がづきま…