2005-01-01から1年間の記事一覧

成り上がりVSナイアガラ(似てる) 

最近、私は中途採用の面接をサクサクとやっています。サクサクと言っても、ひとつの出会いとかいったものを潰すか活かすか、うちの会社の命運とその被面接者の命運を握るわけでそりゃ疲れます。 といっても、人事総務担当ってわけじゃないんですよ。小さい会…

ナゴムとメジャーフォース

この間、日刊イトイ新聞で面白いアンケート結果が載っていた。 「あなたは弱いですか?強いですか?」というアンケートである。結果はどうだったか。 まず年齢比で言うと、10代60代は「強い」と答える人が多い。これはよくわかる。10代は何も分かって…

平成のスパイダースこと

最近全然テレビ見ないんですが、たまにつけたりすると、団塊JRの星、SMAPの相変わらずの強さ、露出ってのを改めて感じるね。って、ごく普通のことになってるから誰も突っ込まないんだけどね。昔文章書いていて、私は中居君のおりも政夫化、つまり女だ…

ピアノが愛した女

友人に借りて、矢野顕子の15年ぐらい前のレコーディングドキュメント映画を見たんです。奥さんと感動してました。子供はずっと踊ってました。矢野顕子のオリジナリティというのは今さら言うこともないんですけど、とにかく緊張感というか、追求道というか…

橋本治のゲイ達者ぶり

すっかりご無沙汰してます。この間、内田樹氏のブログを覗いていると、どうも出版社の企画で宮崎哲弥氏との対談が企画されているとか。つい先日願望を口にしたばかりでしたが、もう企画が上がっているとは嬉しい限りです。こういうので思い出すのが、石原慎…

車、ギャンブル、スポーツ、ラフトレード

職場での3大立ち話、世間話というと何でしょうねえ。「車」「ギャンブル」「スポーツ」っていうことになるんですかね。昔から政治宗教はご法度、みたいなこと言われますけど、海外ならまだしも、日本で宗教の話がご法度というのも、なんか妙な気がします。…

19XX的(阪神藤川の4連続奪三振にしびれる)

あまりにもやばい、と最近思ったのは、貴乃花の顔、ですよ。どっちが悪いだのなんだのということに興味ないんですけど、あの顔はちょっとやばいな、と思いましたね。兄に相当な怨念があるとしても、ありゃちょっと正視できません。ああいった閉鎖的空間(伝…

タフな知

音楽系の話題が続いてしまいました。偏りはよくないです。さて、先日例のごとく孫を見せに定期帰省したのですが、日曜の朝テレビをつけると宮崎哲弥が出ています。すると団塊世代のうちのお袋が「この人いいわよねえ」と言うわけです。もう少し突っ込んでみ…

ダイナミックかつ繊細なリズム考

お蔵入りCD蔵出しキャンペーン開催中ですが、その後もCD棚から一枚ずつ聴いていくと、先日polarisにぶち当たりました。このバンドは元フィッシュマンズのベーシスト柏原譲が在籍しているバンドです。ダブポップですね。ここのドラマーの坂田学という人は…

ニッポンメロウグルーブの系譜

最近ふと思い立って、あまり聴かないCD棚から一枚ずつ抜いて通勤中聴くのですが(ちなみに音楽聴きながら本読める人なんです。これが。基本的に歌詞聞かないので)。一時期、通勤中(特に朝)にアンビエントハウスは聴けない、というような話を身内でして…

子育て日記(写真入り)と個人情報保護法

この間新聞で見たのですけど、ブロガ−と呼ばれる人がウン百万人っているみたいですね。。勿論全部なんて見れませんから、キーワードとかトラックバックとかいってたどるんでしょうけど、何か生み出すことになるんでしょうかね。ここは、数人の身内との情報交…

レイハラカミのニューアルバムに泣く

久々に泣きました。レイハラカミ。4年ぶりのアルバムですが、ジャケットデザインから矢野顕子の推薦文から、鹿野淳のレビューから、全て「満を持して」感。生きてて良かった。(笑)僕がレイハラカミを知ったのは90年代後半ですが、90年後半から200…

余暇と余金が産むカルチャー

余金と余暇、文化を作り出す上で欠かせない要素である。学問も芸術も、全てはこの素養を持った人とそれに惑わされなかった人達によって発展してきたと言っていいのではないですか。(3度のメシよりなんとか、的なね)よくフランスの事例(階層社会の上部で…

女性上位時代

女性上位時代、これは80年代にピチカートファイブが出したアルバムのタイトルでもあり、最近の私の生活実感でもあります。友人に指摘されて気づいたのですが、最近会食したり会って会話したりする人がほとんど女性なんです。平日飲みに行くのは女性の部下…

大貫妙子のぼやき漫談

日曜日、車で何気なくラジオをつけたら、山下達郎の番組に大貫妙子がゲストででていました。大瀧詠一か奥さんかしかゲストに呼んだことがないと言っていたので、もの凄いタイミングで聞いてしまったなと。やっぱりこういうのは「呼ぶ」んですよ。それで何故…

コネとカネの前近代、カネやんとバレンタインとロッテ 

最近身内に不幸があり、奥さん子どもと田舎に帰っていたんです。田舎といっても関東圏ですけどね。身内に不幸があったわけですから、「ただの帰省」とは違っていろいろな人間模様がそこに起こるわけですが、そこで非常に再認識してしまったことがありました…

真鍋ちえみヤバめ

先日友人から「イエローマジック歌謡曲」を借りて聞いています。こういう企画もので聞き入ったのは、筒美京平ボックス以来で、あれも確かCD6枚組ぐらいだったと思うけど全然飽きなかった記憶があります。「歌謡曲」なのにエクスペリメンタル(実験的)で…

関西フォークとラブホテル

先日ポール牧が亡くなったそうですが、実は16日に高田渡も亡くなりました。56歳だそうです。関西フォークの先頭を走り、今でもメジャーで活躍していた(この間映画にもなりましたよね)だけに、「本物」がまた一人いなくなったという感じです。フォーク…

マザーシップからきゅーんソニーコラボまで

一昨日ぐらいのニュースで、女子大生が元彼の家を放火してしまった事件のその女子大生の父親が激白、みたいな記事がありました。 その女子大生は日本女子大、おとうちゃんは客員教授、おかあちゃんは専業主婦、兄貴は東大医学部、という絵に描いたようなエリ…

明るい家族経営

なんだか、いつも違う話題だけど最後は同じ結論ですな。(笑)それぐらいちょっと強烈に問題視してるんですよ。いろんな意味での「2極化」というのにね。 そういうこと言い出すと(特に識者がね)どうせ言ってる側が「勝ち組」の側だろ、みたいないじけ批判…

潔癖と完璧

少し前に、歌舞伎町や池袋といった場所の風俗店が軒並み摘発を受けて、特に店舗型(カラオケボックスみたいな個室風俗)が壊滅状態になったのだけど、最近郊外の、例えば西川口とか横浜黄金町(ちょんの間)が摘発されていると聞きます。これは別に風俗業界…

反骨のジャーナリストと鬼畜ナイト

私が、細野晴臣氏と同じように間接的に多大な影響を受けている人物がもう一人います。鎌田慧というジャーナリストです。60過ぎのおっさんですけど。「孤高」「反骨」という形容ができるジャーナリストというのは最近はいるようであまりいません。(噂の真相…

2:8理論から芸人の知性まで

ずいぶんと重い話が続いてしまいました。 以前東浩紀さんの「社会に対する熱い想い」を年齢的に「共感」出来るとしましたが、例えば結婚したり子供が生まれたり、会社なら昇進して部下や上司や権力とぶつかったり、まあだいたい30までにはそんないろんなこ…

希望格差のカギを握る「武士のような女」

さて重い話が続きますが、最近盛り上がっている他の社会問題といえば、「教育問題」ですよね。教育問題って実際子供なんか持ったりすると、強烈に考えるようになります。階層化社会、希望格差社会、というような言葉が非常に際立ってきますが、このままいく…

受験勉強 OR オナニー OR DIE

変化の時代、とか言われて久しいけど、いよいよ先行世代がせき止めていた変化の水がセキを切って流れ出したと感じざるを得ない状況が増えてきましたね。最近の話題といえば、ライブドアvsフジサンケイグループ、だけど、こういった旧価値破壊vs既得権益…

スポーツとしての全共闘、サブカルとしての世直し

出会いというのは必然なのだけど、団塊→くびれ→団塊JR話からくびれ世代についてのログを書いていたら、その間に団塊―団塊JRの対話本(往復書簡形式)「動物化する世界の中で」(笠井潔vs東浩紀)に出会ってしまう。読まざるを得ない。(笑)笠井、とい…

80年代っ子世にはばかる

前のログでの音楽業界の団塊の世代運動、つまりフォーク〜ニューミュージックとそれに付随する音楽システムの変換みたいな話はとても面白いんだけど、社会での団塊が邪魔して若手の労働市場が逼迫している、とか団塊がえらそーにしててウザい、といった言説…

S-KENと阿木譲

「日本ロック雑誌クロニクル」という本が出ている。日本のロック雑誌、もといロックジャーナリズムが戦後日本においてどういうものだったか、という総括的な内容かと思ったが読み終わってみると「阿木譲」という人物の再評価本であったという印象である。私…

スピリチュアルバイブス

この間、とある仕事関係の交流会の講演で、幽体離脱を研究する藤崎ちえ子氏の話がすごかった。気づいていないだけで、誰もが寝ている間に体を抜けて、あっちの世界に行ったり来たりするのだ、というところから話は始まるが、それを自覚的に行うこともでき、…

悪童日記から大瀧詠一まで

少し前から浅草キッドの水道橋博士による水道橋博士の「博士の悪童日記」にはまっている。はまっている、と書くと違和感があるな。なんとなく読んでしまう、というやつである。内容はただの日記であるのだが、読んでしまう。有名性とか、個人的に出ているテ…