JUNRAYに敬礼

さて読書もひと段落して、次に封を開けたのはDVD。ASAーCHANG&巡礼のライブDVD。

ASA−CHANGというと、「元スカパラのリーダー」というのがイメージとしてあったと思うんだけど、この巡礼のアイデアと独創性、本当に才能ある人です。UAなんかのツアードラマーとしても、ものすごい個性的なドラム叩くし。

僕はいまだに「花」という巡礼の楽曲を超えるものが2000年代は出てきていませんけどね。たぶん無いなだろうな。これを超える衝撃ってしばらく。

そんで、ライブです。最初見たのは渋谷ハーレムだったかな?4,5年前?まだ活動初めてすぐぐらいだったと思うけど、スタイルはそのときから変わってませんね。その後苗場の山の上でボーっとしながら見たってのもあったですね。
しかしタブラって本当にいろいろな音が出る、色彩豊かな打楽器ですね。たぶん買っちゃうな。そのうち。

ミュージシャンズミュージシャンと呼ばれる存在は、今はそんな多くなくなってきてますけど、この巡礼は正にミュージシャンズ、というかクリエイターズクリエイターといった感じですよね。各業界から衝撃!っていう感じだったもんね。僕みたいな普通の人でこれを買う層ってのはどういう感じなんでしょうね。海外でも人気あるようですが当たり前ですな。

巡礼にしてもそうだし、ほかの気になる日本人ミュージシャンって、やっぱり90年代のクラブカルチャーをどう消化してきたかってのが勝負なんじゃないかと思うんですよ。ジャンルを融合したり溶解したりしながらいろいろなものが出たし、そのフィルターを通してそれ以前のジャズだとかフュージョンだとかワールドミュージックだとかさ。そういったもんをどう加工していくか、が勝負だというような感じですけどね。あとはテクニカルだよね。録音技術。これをどう取り込んでいったか。

うち、一人目の子供が生まれたとき、巡礼が小泉今日子を使ったシングル「背中」(これも名曲)が出て、個室で名前考えながら夫婦でそればっかり聞いてたんですけど、2人目が産まれるとき、このDVDを個室で流し続けることでしょう。なんだかうちら家族にとっても、思い出深いユニットになってしまった。巡礼に敬礼って感じです。