一億総中流が死語に

選挙終わりましたね。小泉「ボロ勝ち」。拡散派から言わせてもらうと、まあ見事に国民が収束していきましたね。日本だけだよ。こんなの。レベル低いなあ。やっぱり。それを一番良くわかってたのが小泉なんだよね。民主党はアホだな。庶民のレベル、が分かってない。

でね、やっぱりこのボロ勝ち、何を意味するかというと、保守が戦後今までやってきた社会のしくみが壊される、ということになるんですよね。つまり、二極化の推進、自分の身は自分で守れ、の社会。俺ね、日本って今のままだったら少しずつ貧しくなっていくって方が、多分最大多数の人にとって幸せだったと思うんですよ。それが少数の幸福のための社会実現を「多数」が支持してしまった。そのアホさというか、自覚のなさというか、無知というか、えー大丈夫それで?っていうかそういう感じが選挙結果に出てましたよね。

この間パソコンのファイル整理してたら、25歳の時の文章が出てきたのです。血気盛んで無敵の頃だね。(笑)それは人向けに発表していた文章で何回かに分けていろいろなテーマで書いてあるものなんだけど、結局何か言いたかったかって根底はひとつなんだよね。

それはここで書いているのとあまり変わってなくて、日本の文化や民度が衰退しているのは「総中流」意識に原因があって、未だに中流って思ってるやつはやばいぜ、もう格差社会、階層化は始まってんだぜ、どうするよブラザー、っていう感じ。(笑)たぶん格差社会とか階層社会っていうことに関しては、アカデミックな場所は除くと、割と早めの話題だったんじゃないかな?とは自負してます。

小泉がボロ勝ちして訪れる社会ってのは、まさにこの社会の本当の実現なんだよね。今までは「旧保守」派の人々がそれを守ってくれていたんだけどね。だから小泉圧勝は僕自身的には時流としては予想通りだし、まあそれならそれでって感じですけどね。

でも僕も25歳からウン年たってるので、もうちょっと慈愛のある感じになっててさ。(笑)つまりその頃ってのは「駄目な奴は何をやっても駄目」って感じで人を寄せ付けない頃の文章なのでさ。今は、社会の流れる方向とか、そういうことに無自覚な人に対してもやさしくできますよお。(笑)

まあ、田中角栄以後というか、土建政治だとか談合社会だとかさ。システムってのはいい面悪い面あって当たり前で、そんな単純じゃねえよなって思ってオール賛辞オール批判って部類のものは相手にしてないんたけど、今度マスコミって非人情的だとか、弱者切り捨てるな、みたいな感じで、逆の批判に走るんだろうよね。アホだよね。

やっぱりね、みんな勉強しないと駄目です。社会のこと、政治のことはあんまり深く考えなくていいですよーっていうマインドコントロールから若者を一人でも救ったほうがいいかもな。(笑)だってもう、最悪国外逃亡しかないじゃんね。この日本のやな感じが続くとなると。

バイバイ、中流「意識」の人々。