漂流オリンピック

小山田さん写真付きで新聞沙汰になってますよ。。あたしは今回の東京オリンピック招致が決まった時に、商売人としては、その後の大不況に備えなければと思い、準備を始めた一方、開会式は世界的知名度からperfume、BABYMETAL、YMO軸で決まりやね、などと周囲…

中山ラビさん追悼と国分寺と中日打線

もう数えるのが億劫なレクイエム続き。 中山ラビさん、新聞のお悔やみ蘭。今日は元中日の大島選手と二人並びの2021年7月6日のお悔やみ蘭。 ラビさんは72歳、大島選手は70歳。そうか、ラビさんはうちのオフクロと同級生なのだな。 田尾、上川、モッカ、谷沢、…

五たびレクイエム~立花隆さんを偲ぶ~レクイエムばっかり…

五たびレクイエム。立花隆さんご逝去の報。 「知の巨人」という称号を与えられた人は結構いると思うんですけど、例えば吉本隆明とか橋本治とか、それぞれ「知」の在り方は違うんですけども、立花さんはとにかく自分の興味の赴くまま、その分野を短期集中でぐ…

よたびレクイエム~寺さんの功績を偲ぶ

レクイエム続きますが、寺内タケシ、寺さんが亡くなりました。 茨城県が生んだ戦後史に残る三大大衆音楽家と言えば、「有楽町で逢いましょう」の吉田正センセ、寺内タケシ、そして遠藤賢司、だとあたしは思いますが、寺さんは土浦市生まれ、あたしも生まれは…

みたびレクイエム 小林亜星を偲ぶ~山の手の若大将と下町の頑固おやじと慶応ボーイ~

先日伊藤アキラさんが亡くなったと思ったら、続いて小林亜星さんご逝去の報。みたびレクイエム。 あたしは寺内貫太郎は生まれてないので観てなく(記事見てると最初高木ブーにオファーするも多忙で断られたとあって驚き笑)、小林亜星というと「クイズ ヒン…

続々レクイエム〜伊藤アキラさんを偲ぶ

続くレクイエムでございますが、作詞家、伊藤アキラさんご逝去の報。大瀧詠一を一般社会に認知させた「三ツ矢サイダー73」の作詞をした人でもあるけど、その組み合わせを仕掛けたのは、2018年に亡くなってしまったCMディレクターの大森昭雄さん。大瀧さんは…

続くレクイエム~田村正和さんとわたし~

またレクイエムかよ、ということで田村正和です。 あたしは眠狂四郎の時は生まれてないので、初田村正和は「うちの子にかぎって…」で、小4。学園ドラマものの歴史を見る時に、70年の中村雅俊にはじまり、水谷豊、金八先生といくわけで、連合赤軍と新左翼の…

フィッシュマンズとわたし

別冊ele-kingのフィッシュマンズ特集。あたしはゼロ年代以降の佐藤くん亡き後のフィッシュマンズの在り方には複雑な思いを持ってきたけども、宇川さんと宮台センセのフィッシュマンズ評は読みたいので、これは買うかな。 アーリー80ズアングラカルチャーから…

「涅槃願望」について~父の一周忌に想ふ~

4月28日の朝刊を眺めていたら、「涅槃」という仏教用語に出くわした。分かりやすくいえば、死を点で考えるのではなく、ろうそくの火がゆっくりと消えていくように、ある状況になれば世俗的な絆を断ち切り、自分で人生の幕を引くことを良しとする「往生への希…

「俺が叩いた」へのアンサー「僕が叩かせた」達郎さんのポンタさん回顧録に唸る~ポンタさん追悼2

2021年4月11日の山下達郎サンデーソングブック、村上ポンタ秀一追悼、夫婦で正座して聴きましたが笑、やはり、青山純、佐藤博以来の2週に渡る追悼になるようで、達郎さんのあの時代への思い入れと戦友としてのポンタさんへの愛を感じます。 番組内で…

ドラムが上手くなりたきゃ棒っきれ持つ前に恋愛してこい~ポンタさんを偲ぶ

さすがの年度末、ようやく村上ポンタ秀一追悼を帰りの電車内で。レクイエムを書くことによる効用、自浄作用はいろんな人が書いてますが、最近あたしもそういう年齢なのかレクイエムばっかり書いてる気がします。わたしのポンタさんの最初の認知は、中学の頃…

近田春夫さんの自伝を読む

近田春夫自伝読了。 (1970年頃までの)戦後のエスカレーター私立の子息令嬢文化史、GS史、内田裕也系譜史、日本語ロック史、団塊世代ミュージシャン交友録史、日本の踊り場史、日本のハコバン史、日本のパンク史、興行史、芸能史、テレビ史、ラジオ史、出版…

ダフトパンクの解散に思ふーCMJKさんのブログを読んでー

昨日ダフトパンクの解散が発表されましたけど、この北川さん(CMJK)のブログはいいですね、と思って好事家向けシェア。やっぱり評論家より実務家の話ですね。(笑) 確かにダフトパンクが表に出てきた90年代中盤あたりは、もう市場が成熟に向かう4つ打…

星野源「創造」における玉田豊夢さんの変態ドラムプレイに唸る

https://www.youtube.com/watch?v=74FIsXlS0EQ 今朝ムスメから星野源の新曲「創造」が出てたよって聞いたのでいま聴いて、あれ、これドラム、いつものカースケさんじゃなくて玉田豊夢さんじゃないかと思ってクレジット見たら、やっぱりそうでした。 達郎さん…

「細野晴臣と彼らの時代」を読む

あたしの人生の師匠でもあるところの細野晴臣さんの評伝を読了。基本的には今まで10年に一度ぐらい訪れる「はっぴいえんど再評価」の時に出されて散逸している証言資料などを1本の線にまとめている印象ですが、重要な新たな事実もいくつかありました。も…

オルタナティブと孤独について~東浩紀「ゲンロン戦記」を読む

最近食指が動く本が少なくて、あまり新刊を買わないんですけども(来週細野さんの本は買います)、久々に発売日に買いました。東浩紀さんの「ゲンロン戦記」。 あたしは東さんの本に出会ったのは90年代で「郵便的不安たち」という評論でした。東さんも20…

宅八郎のご逝去にふれ、90年代の川勝的なものと宅的なものについて

昼飯食いながらこのニュース。 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72371/ 宅八郎さんが亡くなってたそうです。食後のコーヒー飲みながら追悼します。 あたしは90年代若者なので、雑誌宝島的なサブカルチャーやポップカルチャーの洗礼を受けた最後の世代…

時流適応と原理原則の綱引きが不易流行なのかどうかについて

あたしは20代で社会出てから同世代以下にあまり縁がなくて、年上とばっかり仕事したり付き合ってきたりしたので、性別問わず年下に特別なご縁があったことは、これまでに数度しかありません。 今回久しぶり、というか、仕事で20代中盤の人とご縁と出逢いがあ…

アンチかオルタナティブか~大塚家具とジャパネットタカタの事業承継の5年を考える~

大塚家具を実父との骨肉の争いの末に世代交代したムスメさんが社長を辞任しました。 大塚家具とジャパネットタカタのトップ世代交代と、あたしが事業承継世代交代に挑むのがたまたま同じ頃で、この4,5年ずっと両社が話題になるたびにチェックして参考にし…

筒美京平亡きあとに話題になるboowyとヤンキーについてが興味深い

昼飯食いながらスマホ見てたら表題のことが流れてきて面白かった。boowyはヤンキーのもの、ということを後追い世代が実感として掴めずにいるところをリアルタイム世代がフォローする構図で、何故にいまこの話題なのかも含めて興味深い。 音楽に限らないあら…

筒美京平、逝く

出先に移動中に筒美京平センセの訃報を知りました。80歳。誤嚥性肺炎ですか。うちの親父と死因同じ、ということは最後寝たきりだったんでしょうね。 筒美京平センセで思い浮かぶことはたくさんあるんですが、次の4つがパッと頭に浮かぶので、追悼に書き残し…

流れ者 逝く

今月、渡哲也さんの訃報を新聞で知った。 西部警察などはちょっと前の世代で、あたしゃ世代では無いので思い入れは特にないのだけど、石原裕次郎記念館を畳み、石原プロモーションを倒産廃業ではなく解散の目処をつけて亡くなっていったことに敬意を表したい…

コロナ禍と相続手続き~曽祖父母の幻影を追い玄孫の未来を考える~

少しご無沙汰してしまいました。父の49日も終わり、全ての相続手続きも終わりが見えてきました。しかし相続手続きってのは人生にそう何度もないとはいえ、人生勉強ですね。資産を全部洗いだしてみると、例えば母の所有物が母のママで母が亡くなった時に父が…

キッチン南海と山下達郎から考える、大衆音楽と大衆食堂の相似性

https://news.yahoo.co.jp/articles/cca3c39de90c6c3a397d8f4f4a43b717054b3ea9 「キッチン南海」の沿革と商魂を東洋経済が特集するということに、商いをしてる人間として、なんか感じるものがあります。 こないだ、キッチン南海の道向かいの「スイートポー…

労音とヤマハと若者文化の栄枯盛衰史概略草稿

昨日SNSで旧い友人と70年代歌謡とヤマハについて話していたので、ここに改めて私見概略を朝の移動中にまとめておきました。その友人、ヘルニアの手術して入院療養中とのこと、お見舞い代わり、そしてお暇潰しにどうぞ。 60年代からヤマハは団塊世代を狙っ…

近代的自立にまつわる私家版三代話

父が亡くなってもうすぐ20日になる。まだ20日か、という長さである。 相続手続きやら保険や年金の停止解約やらと事務処理が次から次へとやってくる。戸籍謄本や抄本、附表なども取り寄せているが、親父の3代前からの名前が載っているし、まさに歴史が詰まっ…

両親を失くすことで前景化する無意識、そしてアンチのリスクについて

父が亡くなって12日が経過した。堪えている自分から逃げたり、誤魔化したり、虚勢を張ったりしても仕方ないので、なるべく丁寧に毎日を過ごしながら、心身の安定が自然に戻るのをじっと待っている。 親を双方失ってみて初めて分かること気づくことがたくさ…

父逝く

5月10日に父が亡くなった。一年半前に10年以上続けた一人暮らしをやめて自ら施設へ、一年前に施設で転倒して入院しそのまま寝たきりとなり、半年前に実家のある地域から東京に移設して、ちょうど半年で亡くなった。あたしは12年前に母を癌で亡くしているので…

クラフトワークの思ひ出

先日クラフトワークの創設者のひとり、フローリアンシュナイダーさんが亡くなった。あたしがクラフトワークを始めて聴いたのは高校生の時だったと思うけど、随分とお世話になった。特に91年(あたし高校2年生)に発売されたTHE MIXは死ぬほど聴いた。ルーツ…

ピカピカの新築間もない家に急に掲げられた「売り家」看板に考える

この2か月間、周囲の過酷な現実を散々目にし耳にして、落ち込んだり立ち直ったりしていますが、週末連れ合いと散歩している時に、新築で2年も経っていないぐらいの家に「売り家」の看板が吊り下げられていて、なんか見過ごせない「ザワツキ」がありました。 …