フィッシュマンズとわたし

別冊ele-kingフィッシュマンズ特集。あたしはゼロ年代以降の佐藤くん亡き後のフィッシュマンズの在り方には複雑な思いを持ってきたけども、宇川さんと宮台センセのフィッシュマンズ評は読みたいので、これは買うかな。
アーリー80ズアングラカルチャーから流れる湧水から、レゲエダブの流れ、バンドブームの流れ、渋谷系の流れ、90年代クラブカルチャーの流れ、などをひとつの大河に束ね、冷戦終結後の終わりなき日常世界をどうフローするかを考えた第一世代、というのが、あたしの大雑把なフィッシュマンズ評ですけど、読むの愉しみだ。
ちなみにあたしが好きなフィッシュマンズ小噺は、90年代中盤に、その頃細野さんに、一番近い若手、ちょっと前の星野源みたいな立ち位置だった高野寛が、出たばかりの「空中キャンプ」を細野さんのスタジオに持っていって聴かせたところ「(忌野)清志郎みたいだな。」と言ったという話。笑
そう言えば今年はレイハラカミ没後10年だそうです。90年代にポコランと現れ、早くに亡くなってしまったオリジネーターやイノヴェーターたちが末長く愛されますように願うのが90年代若者だったオッサンの務めのひとつです。笑