「素通り」力

昨日の小話をアップしてから、とあるお友達から携帯にご連絡いただきまして、マンガやドラマでは昔から自立したかっこいいオンナはライダースーツでフルフェイスのヘルメットで大型バイクの乗ってやってきて、ヘルメットを取ると長い髪がファサアっとなる、というイメージパターンがあって、いつどこから始まったんでしょうね?というご質問がありました。

そうですねえ。あれって、ほんとどこから始まったんでしょうね。キイハンターとかですか?(苦笑)よく知りませんけど、少なくとも70年代以降の刑事アクション系ドラマやマンガであることは間違いないと思いますけどね。anan創刊後(1972年前後)って感じですか。

それと時を同じくするようにあったのが、スーパーカーブームというやつがありましたね。わたしらはまだ小さすぎて、ブームそのものを全面で受け止めたわけではないですけどね。

「かっこいいもの」「かわいいもの」というのが社会通念として定着したと思われる70年代以降を生きてきたわたしらとしては、ここからは逃れられないですね。それはかっこいいのか、それはかわいいのか、自分で選び取ろうが人真似だろうが関係なく、その世界(マーケット)からは逃れらない。

そういう意味でいうと良くも悪くも、かっこいい、かっこ悪いを規定したのは、東京オリンピック以降のマーケットを売り手としても買い手としても牽引してきた団塊の世代だということになるので、わたしらってやっぱり団塊という塊が作った枠の中で生きさせられている、ということが、改めて分かりますかね。

突破系から、随分話が飛んできましたけど。

わたし前に「速い車が好きな男性」とあまり縁がないと書いた記憶があります。バイク好きがまわりにいないというのも原理は一緒かもしれませんね。

一方、「世間一般にかわいいと認知されているものになびく女性」という人種とも、あまり長く関係性を維持できません。

だからわたしの周辺は、「速い車に惹かれない男」と「かわいいを素通りする女」に囲まれることに、結果的になっていますかね。

あ、「素通り」って、久々にいい表現ですね。(自画自賛

素通り能力、目的地がはっきりしている、の裏返し表現ですが、突破系に必須の能力ですか。

「素通りする力」と「素通りされない力」を身につけにゃ。
言葉っておもしろいですね。