大塚家具の法人格消滅に想フ~レクイエムは続く~

昨日「大塚家具」が法人格として消滅すると言うニュース。ここでも散々書いてきた大塚家具問題ですけども、これがもう「大塚家具」の最期の最期でしょうから、弔い、レクイエムとして残しておきたいと思います。
最近あたしの周りでも中小企業のM&Aの話をちらほら聞くようになりました。経営者側から見ると云々、現場の従業員の側から見たら云々、といろいろ批評はできるんですけど、法人も個人も「人格」があるから事は複雑で、そんな単純な一面的な見方で理解できることではないという思いがあって、この大塚家具のこともそうなんですけど、SNS社会の泥沼っていうか、目先の損得にしか興味がない人たちのコメントは見るだけでも不健康だと朝、連れ合いが言ってました。(笑)(3年前にツイッター止めておいて良かった。)
あたしは事業承継して8年目ですけど、2015年のお家騒動からたった7年で、あれだけの規模の会社が法人格として消滅するところまで行ってしまうという現実、経営判断を誤り、まわりから良心がいなくなり、短期的利益を求める人たちにからめとられた7年を、やっぱりちゃんと総括したほうがいいのではないかと、転載する1年半前の投稿を思い出しながら、改めて思います。
1969年に初代がどのような思いで創業したか、に思いを馳せつつ、あたかも廃墟となった昭和の歓楽施設を見るかのような、儚くも美しく、かつ、悍ましく恐ろしい、色んなものが渦巻く大塚家具という会社を深く追悼し、明日は我が身、とこの7年の所感を保存しておきます。