たまに行くならこんな店

文春のコラムの系譜をみていたら、料理バラエティの系譜が突然気になって、ウィキで調べたら出てきました。「料理番組」っていう事典項目がありました。

世界の料理ショー形式の、「スタジオ」「料理を作る」「バラエティ」っていう番組は、思ったより少ないんですね。

前にETVの歴史番組見てて、「今日の料理」は昭和30年代からあったというのは見たのですが、そっかあ、という感じです。

やっぱり代表的なのは、「料理天国」と「料理バンザイ」古くからあるのはそれぐらいで、後はバブル崩壊後の、「料理の鉄人」から始まる、低予算、高視聴率という感じで、ボコボコと料理バラエティというのは出始めていますね。ウィキ上だけの読解ですけども。

世界の料理ショーも見てましたけど、料理天国料理バンザイも見てましたね。ウィキにも書いてありますけど、土曜夜は東京放送の独占状態で、料理天国→日本昔話→クイズダービー→全員集合→Gメン75という、他の追随をゆるさないラインナップですね。

料理番組というのは世相を反映しやすく、高度成長の頃は「家庭でもこんな味が」というようなサプライズ系の内容になるそうです。そのETV見てたら、バブルの頃なんてフォアグラを使った料理を「今日の料理」でやってしまうという。(笑)家でフォアグラ。

わたし19歳の時に新宿でお世話になった女の子の家に遊びにいった時にお母さんがフルコースで料理を用意して、順番に出てくる、ということがありました。メインはステーキ。お母さんが「〜ちゃん、今日のお肉の焼き具合はどう?」と聞いて「うーんいつもとおんなじ」といった一言が忘れられません。わたし当時からオミズでしたから、それはお母さん、盛り上げましたけども。(笑)

そういうのは時代もあったろうし、家柄もあるんでしょうけどねえ。とても印象に残る、いい経験でした。

昨今は、晩婚化や地縁からの生活の知恵の伝承がなされない状況下で「オトコの一人暮らし」「新米ママのための料理の基本」というのが、料理番組構成の基本にあるみたいですけどね。生活の知恵は親や祖父母でなくて、テレビから。ここ10年ぐらいで一気に出てきた風潮ですよね。

カナダにグラハムカーがあれば、日本には金子信雄がいます。昼の帯番組なのに常に酔っているという、
日本の料理ショーといえば、こちらでしょうかね。東ちずる無しで、一人でやってたらどうだったんでしょうね。しかしテレ朝の午後の帯で、金子信雄黒柳徹子と繋がるのは、王→長島ぐらいの強烈さですか。

ロケ系の走りといえば、食いしん坊バンザイや料理バンザイの「たまに行くならこんな店」ということでウィキにも書いてありましたが、フラフロ的には、ねるとんの前にやっていた望月知子の「発見!おいしいお店」ですね。(笑)

「こんばんわ、望月知子です」聞くと、ああ土曜日って感じでしたね。

ここで既に、小学生のくせに早く寝ろよ、という感じですが、その後ちゃんと鶴光聞くか、海賊チャンネル見るか、までがんばってましたねえ。

朝もサンデーマラソン(もしくはおはようゲートボール)の時間には起きてました。

「わたしが絶対一位よ」ああ、日曜日だ。

テレビっ子。