「やりたいこと」の正体

閑話休題で、一昨日の続きです。

年末年始にかけて、労働にまつわる話がたくさん身の回りでもあるわけです。というか相談ですかね。不当解雇の。

詳しい話はかけないですけど、会社都合で正社員もどんどんクビ切られてますね。

問題は切られ方、でして。明らかに不当解雇。好き放題やって自分の身だけ守る経営者も、まあ一定数います。
特に個人資産を持っている経営者ほど、やり方がせこい、というのはメンター談です。(会社は精算して資産だけ守ろうっていう感じですね)

自主退職のように誘導され、退職金も払わない。テレビから聞いても身近で聞いても、いやな話ですね。

今メディアでは、日比谷に集まったり、各所で起こる集会やデモに参加する、なんていう光景があるのですけど、そりゃ氷山の一角で、その権力者の不当行為に闘いもせずに泣き寝入りする、なんていう人がごわっといるんだろうと思います。

相談に来た人に付き添って、わたしのメンターが労基署にいったら、臨時窓口が4つも出来てて、それでも長蛇の列だったそうですよ。涙を流して訴えている女性もいたとか。でも、窓口担当の人も人間だから、その状況に疲れちゃって、勉強不足、理論武装してこない人にはどうしても粗雑に扱っちゃったりしちゃう。労働争議に関する知識や振る舞いを知らなければ、国だって味方になってくれるわけではない。つまり自分で自分の身を守れなければ、泣き寝入りするしか、ないんですね。

その相談に来た人も、加担して突っ込み入れてくれる人がいなければ、そのまま自主退職扱いで、退職金も支払われず、切った会社の言いなりになってしまう可能性のが高かったわけですからね。。

つまり、正社員でも派遣でも、切られちゃった人は

1、労働者同士が連帯して闘える人(バックに組織をつけられる、とか)
2、個人的に動けて、労基署に訴えが認められたり、労働組合動かせたり、弁護士に知り合いがいたりして闘える人
3、個人的に動くが、知識不足のために、泣き寝入りすることになる人
4、そもそも動けずに泣き寝入りするしかなかったところに、メディアなどで情報を得て、連帯できた人
5、そこにも参加出来ずに、孤立する人

と、大雑把に分けますけど、いるわけなんですかね。
面で人間環境を構築している人は、1や2で対応が可能になるわけですか。
そういう人は、そもそも酷い切り方をする会社にはいないっていう風にも、いえるかもしれませんけども。

いずれにせよ、そういう「いつ何が起きるか分からないときのための準備」特にどんな人たちに囲まれて生きるかの大事さが際立つ社会に急になってきました。

昔誰かに「医者と弁護士は友達になっておけ」といわれたことがありますけど、そういった感じで、こんな時代に、いろんな人が人間環境構築するときに「カウントしてくれる人」に自分がなれたら、いいですね。
その時、なんていうジャンルや肩書きで人にカウントされたいか。
どんな状況で人に思い出してもらって、コンタクトされたいか。

もしかしたら、その答えが「やりたいこと」の正体なのかもしれませんね。