全ての死は犬死である

確か宮崎哲弥の言葉だったと思いますが、真理だと思います。実母が2月に亡くなって、余計そう思いました。死んじゃったら何にもならない。

今日、わたしが外部的に経営支援している会社の会議で、問題点が話し合われ、オブザーバーで出席しました。私以外は、全員40代の企業の中堅幹部と50代の経営層。30代は私ひとり。

任侠だかなんだか知りませんけど、こだわりやプライドに囚われて、自分たちの置かれている状況が理解できない。高度成長やバブルや、かっこつけて生きられる時ははそれでもいいでしょう。

でも今の時代は、それでいいんでしょうか?

そんな会議の最後に言いました。「じゃあ、かっこつけて死ねば?」と。

泥を舐めて生き残るより、かっこつけて死んだほうがいい。きっと死んだ後に何か残ると思っているんでしょう。右肩上がりの時代の名残です。

でも死んじゃったら、それで終わりです。かっこいい死に方、なんてありません。時代を感じて、生き残った人だけが「かっこいい」なんですよ。

それを井の中の蛙で凝り固まった大人に分からせるのは、なかなか大変だなと、今日は思ったのでした。