選ばせる

YAHOO和英辞書で「選ぶ」を調べると、一口に選ぶ、といってもいろいろありますね。

「chooseは最も一般的な語で二つ以上の中から選ぶ. selectは三つ以上の多数の中から慎重に比較考量し最上最適のものとして選ぶ. pickはselectより口語的で,選び出すというニュアンスを伴う. electは投票で選ぶ. preferは好みによって 2者のうち一方を良しとして選ぶ. takeは選んで取る.」

ここで書いた「オミズの実存=選ばれる状態にしておく」っていうのは、どれにあてはまるかなと思ったら、やっぱりTakeだと思うんですけど、ダラリさんのいうように、世の多くは、選択を絞っておいて、「選ばせる」になってますね。

「選ばれる」というのは、いつどこで誰に選ばれるか、分かっていません。分かっていないけど、なんとなく肌合いの悪いところには選ばれないように複線は張っておきます。(笑)ここが「選ばせる」の違いとしてはニュアンスとして伝わりにくいところですけど。「選ばせる」は対象ははっきり決めておいて、選ぶ主体に罠をしかけますからね。狩猟採集です。(笑

選ばれる、は、そういうことじゃありません。

私は「女の子に学べ」と言ってますけど、どの女の子にも学べ、とは厳密に言うと、違います。まず「選ばれる身体」と「自分の肌合い」を熟知している人、そして結果的に選ばれている、という2つのことが大切で、「選ばせる」ことに腐心するような節度のない人を、そもそもここでは「女の子」と言ってません。そういうときは、そういう人を「女性」と表現します。これからは。(笑)

表現が悪いかもしれませんけど、この「オミズ実存」を突き詰めていくと、売買春というカテゴリに行くと思うんですけど(笑)、私悲しいかな、おそらくやれといわれれば出来ますね。売春。今ホラ、男の子がセレブのおばさま相手に売春するやつとか、きちんと需要があって、別にやってくれっていわれたら断らないでしょうね。きっとかなり強い振幅で生活することになるんでしょうけど、浮遊するリスク、とはそういうことでしょうか。

昔、仕事で接待したときに、数時間の接待中、下っ端の私が作る水割りが常に同じ薄さだったとか、気を揉む場面とか、んっ?って思う時が一度も無かったといって、お客さんにエライ褒められたことが何度かあるんですけど、他人にとっては何てことないことでしょうけど、わたしとしては今思い出してもうれしいことですね。

好きになってサービスする、という順番ではなくて、サービスしてみて、褒められたり、感謝されたりすることでその人を好きになり(相手を知り)、もっとサービスする、というのが、順番なんじゃないかと思うんですよ。

アラフォーもアサラーも、男の子も女の子も、自分のことで精一杯で、相手に「選ばせる」ためにどうするか、つまり自分本位でしか、物事を考えていない、というのが、生きる原則からはズレちゃっている、というのがフラグメントフロア的な考えです。

で、「まずは相手本位から」、って説教をぶちかますところですけど、それはあくまで理想で、人間一番底辺では自分本位で当たり前です。ただ、欲望の「見せ方」の下品さ、が見苦しい、ということはあると思うんです。選ばせる、より深いところに選ばれる、はあるのかもしれません。

水の中を浮遊する実存って清濁併せ呑まないとだめです。正しいとか間違いとかいう上っ面ではない世界は、実は認識している世界より広かったりしますから。フロアが限定されないように、既成概念で自閉してはいけませんね。